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ウィル デュラント
幸福を見つけようとすることが何よりも幸福から遠ざかってしまうことなのである。
歴史家のウィルデュラントは知識の中に幸福を見出そうとしたが見つけたものは幻滅だけだったと書いている
彼は次に旅行の中に幸福を求めたが退屈しか見出せなかった
さらに富の中に求めたが仲たがいと心配しかなかった
著述の中に幸福はないかと探したが疲労しかなかった
ある日彼は眠っている赤ん坊を抱いた女性が小さな車の中で夫を待っているのを見かけた
しばらくすると夫が列車から降りて近づいた
そして、その女性に優しくキスをし、次にその赤ん坊にも眠っているのを起こさないようにそっとキスをした
それから、その家族は車で去っていってしまったのだが、後に残されたデュラントはその時はたと幸福の実体に思い当たった
むきになって幸福を追求するのをやめてみたら、「日常生活のすべての営みが幸福を含んでいる」ことに気が付いたのである
by hero8732 | 2006-03-19 07:48 | ヒロシです・・人生の格言とです


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